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融資が出やすいといわれる“一戸建て”というのは買いなのか?ー第3回ー
内見確認後に購入することも可能
アパマンの場合であれば、入居者が現在も居住しているため、原則として内見をすることが不可能です。しかし、それに対して、一戸建ての場合であれば、その大多数が空き家。そのため、購入する直前にも、物件自体を内見をすることができます。
【大川商事極上リノベーション物件ー堺市中区土師ー】
内見をしておくと、壁紙や床の状態、天井の具合や風呂やトイレなどの設備の古さなど事前に確認するとこができ、修繕などにかかる金額を前もって見積もることができるのです。そうやって見積りをした金額をもとに、売主と指値交渉をすればよいということです。
空き家であったとしても、デメリットとは考えずにメリットと考えられるということです。
Point5.
需要と供給のバランスに差がある
アパマンなどが多いエリアであっても、一戸建ての賃貸物件というのはなかなか見つけ出すことができません。
これは、一戸建ては基本、建てた人間が住むために建てるわけで、賃料を目当てに第三者に貸し出すという前提で建造されていないからです。さらに、小さな子供を持つ母子家庭などは、一戸建てに住みたいという要望がありますが、一戸建ての賃貸は非常に少ないという状態です。
このような理由で、東京23区内や都心という便利な場所ににある格安一戸建て賃貸には圧倒的な人気が集中します。
■一戸建て投資のデメリット5つ
次の項目では、一戸建て投資のデメリットに関しても説明していきましょう。
問題Point1.
金額が小さくて、手間とコストが割高になる逆転現象が出る
1,000万円以下の一戸建てというのは投資額が小さいため、入ってくるキャッシュフローも非常に小さくなるのはお分かりだと思います。
しかし、売買をするにあたってかかる時間と労力は、価格が5,000万や1億円超えの物件を売買するのと何ら変わりがないため、「労力がかかる割に儲からない」という心境に支配されることになります。
また、売買する時にかかる登記費用などは一律なので、売買物件の金額に関係なく、変わらないため、必然的に手数料というものが割高になってしまいます。
≫≫続く
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取材・文/岸田康夫(不動産ライター)
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