2018年の総務省の統計では、日本の人口は1億3000万人弱。2040年には、1億1000万人程度まで減ると言われています。

少子化の日本では、人口減少がはじまっていて、マンションやアパートなどの入居者は減っていくばかりです。

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そのために、現在の不動産業界では、今後どのようにして顧客を確保するのかを考え続けています。この限りある顧客をどのように“魅了”できるのかが成功のカギです。

今回は、今後の不動産戦国時代の中で、不動産投資を成功させる戦略について解説していきたいと思います。

■ただの不動産物件ではダメ

入居者を集める方法としては、基本的に2つしかありません。ひとつ目は「差別化する」こと、ふたつ目は「コストをいかに抑えるか」です。

コスト面に関しては、格安の物件を購入して、フルリノベーションしたりして、入居者が支払う賃料を下げることで、定着率が上がります。

もう一方の差別化というのは、その投資物件の価値をしっかりと高めて「入居者がここに住みたいな」と思ってもらえる物件づくりです。ここに挙げるのは、今現在人気の差別化物件の一例です。

設備面：

・防犯カメラなどがしっかりと設置されているセキュリティーばっちりの物件

・宅配ボックスのある女性専用物件

・1階にコンビニやスーパーが入った物件

・家具や家電品が無料設置されている物件

・寒冷地であれば、積雪を溶かすロードヒーティング付き物件

立地面：

・商業施設が近くにある物件

・駅徒歩10分以内の物件

・複数の交通機関のアクセスが可能な物件

・文教地区で子供の教育がしやすい

などです。このほか、差別化戦略であれば、もうひとつ重要な差別化があります。それが物件の「ニッチ化戦略」になります。

このニッチ戦略というもの、しっかりと押さえることができるようになれば、恐ろしく強い武器になりますよ！

≫≫続く

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取材・文／桂川学（不動産ライター）

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