突然の転勤、ご近所トラブル、区画整理て建物がなくなってしまう……などで引っ越ししなくちゃいけないことって、少ないかもしれませんが、往々にしてあることです。

そんなときには、なるべく引っ越しや初期費用を安く抑えたいと考えるのは当然のこと。そのように考えている人は当然のように多いはずです。

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安心してください！引っ越しや賃貸物件の初期費用というのは、その季節を変えるだけでできてしまうんですよね。では、どのシーズンを選ぶことでベストな費用削減ができるのか、賃貸アパートやマンションの住み替えのときに、お安いタイミングを今回はご紹介したいと思います。

■なぜシーズンで引っ越し料金というのは変動するのか

1．オンシーズンorオフシーズンの違い

引っ越し代金というのは、引っ越し業者ごとに1年を通じ、同じ料金で設定されるわけではなにのです。そのために、オンシーズンorオフシーズンで価格が大きく変動してくるのです。

引っ越しするときは、物件を賃貸で借りるために初期費用の保証金や敷礼金など高い出費が必要になり、できることなら、引っ越し代金の安いシーズンをチョイスしたいものですよね。

物件探しをするのなら、やはりオフシーズンです。引っ越し屋との値下げに関する交渉や付随するサービスも求めやすい傾向があり、お得に新天地での生活をスタートすることができます。契約更新の時期に住み替えることを考えているという方にとっては、人気のないシーズンを選ぶことで、ずっとコストがかからない引っ越しが可能になります。

2．引っ越し代金の内訳って？

引っ越し代金というのは“基本にかかる運賃”と“実費”、“サービス費用”の3つで構成されています。部屋の荷物量によって、運ぶトラックのサイズと走行する距離を基準にした車両拘束時間で計算するのが“基本の運賃”です。

引っ越し作業に従事するスタッフにかかる人件費や荷物を入れていく段ボールなどの梱包費、高速料金を含めた費用が“実費”。エアコンや洗濯機の取り外しや取り付けの費用、自転車やピアノの運搬費、不用品などの処分費用を含めた“サービス費用”に分かります。

3．シーズンによって変動する引っ越し費用

大きく異なってくるシーズンでの引っ越し費用の違い。料金が高額になるシーズンは、3月～5月上旬といわれます。この時期は、進学での入学や就職のための引っ越しが集中してしまう繁忙期です。その時期は、閑散期と言われるシーズンの1.5倍から4倍にも匹敵する引っ越し費用がかかってしまうといわれています。

秋を迎える9月も春のシーズンには及ばないのですが、転勤時期で一定の需要があるので、引っ越し代金が少し高くなる傾向があります。逆に、費用が極端に下がるのは、引っ越しなど人がまったく動かない時期（夏期7月8月）、11月になります。

≫≫続く

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取材・文／藤田淳（不動産ライター）

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