メリットだらけと思われていて、人気の物件である憧れのロフト付き賃貸物件というのは、本当に便利なの？　そこに理想と現実がありました。

今回も、ロフト付き賃貸物件のメリットやデメリットをしっかりとアンケート調査してみました！

【自分の部屋のロフトを大公開します！】

■ロフト付きアパートンションのメリットってこんなにあります！

4．普通の部屋よりもより広く見えがち

ロフトというのは、天井部分と床までの間にあるスペースをちゃんと有効利用するために、普通のアパートやマンションよりも天井を高めに設定してあります。

そのため、開放感のある吹き抜けのような広々とした空間を楽しめるんです。一般的なワンルームであれば、高身長の人であれば、天井を低く感じてしまうことがあるかもしれませんが、ロフト設備が整っている物件なら、その心配がありません。

5．洗濯物を干すと乾きやすいので便利

ロフト部分に天窓が設置されているタイプの部屋であれば、風と光をロフトに直接取り入れることができるので、空気の流れができて洗濯物が乾きやすいでしょう。これは、洗濯するものが多い女性にはすごくうれしいメリットですよね。

男性などに決して見られたくないランジェリーやババシャツなどの下着類も、気にすることなく、部屋干しすることができます。

手すり部分やロフトに昇降するためのハシゴを利用して、より多くの洗濯物を干すこともできますね。

お仕事や学校に出たあとの昼間や夜に部屋干しできるスペースを確保できるのはかなりのメリットです。

6．あなただけの秘密のスペースができる！

第１回にもありましたが、趣味の部屋として、あなたの厳選のコレクションスペースに改造したり、趣味の作業に使うためのアトリエにしたり、あなただけのとっておきのスペースにする贅沢な使い方ができます！

細かな道具や部品も、作業のたびに片付けることなく、いつでもロフトに上がれば、すぐに作業ができます！

SNSやYouTubeに、動画や料理をUPする専用のスペースもでき、スタジオ替わりに使えます。

人に絶対に見られたくない誰にも言えない秘密のアイテムも、ロフトに集めておけば、来客があっても隠す必要がありませんよね。

■ダメだこりゃ！ロフト付き物件のデメリット

1．夏になるとサウナ状態になる！

窓付きではないロフトの場合であれば、実は夏場のロフトの暑さというのは、とてつもないものになります。

窓ナシだと換気自体ができないので、生ぬるい、暑い空気が上昇して溜まってしまいます。生活しているリビングなどの空間よりも温度があがるのが、ネックです。

珍た物件の最上階に住んだり、屋根の近くにある部屋であれば、もっと暑くなることも！　ロフト付き物件を選ぶ際には、低層階を選んだほうがいいと思います。

「エアコンがあればいいんじゃないの？」という意見もあるでしょうが、冷気の風も少し届きにくいようです。夏のみリビングに布団を引いたり、冷風機をロフトで使用したり、万全の暑さ対策で臨んだ方がいいようですね。

2．ハシゴの昇降が面倒くさい

ロフトに上がるためのハシゴは、急勾配になっていることがほとんどです。飲み会などで酔っ払って帰ってきたときや風邪をひいたりして体調が万全ではないときは、ハシゴの昇り降りは大変危険。

重いものや比較的大きいものなどの上げ下ろしには、力があまりない女性は大変だといいます。

≫≫続く

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取材・文／片山なみ（不動産ライター）

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