今回のテーマも、アドラー的な考え方で、不動産投資を実行するか、実行しないかの勇気について紐解いていきましょう。

■アドラーの心理学を活用し、邪魔をする人に立ち向おう

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アドラー心理学の考え方としては、あなたが考えていることの邪魔をする人は、あなた自身が作っているということになります。

あなたとの関係上、その人は“邪魔をする人”にならなければいけなくなっているのです。ですから、あなたがするべきは、自分自身の対応のやり方に改善すべき点がないかどうかを熟慮することなんです。

例えば、昨日不動産投資をしようと思っているあなたが邪魔をする人にひどい言動を吐かれたとします。しかし、そのことは昨日終わってしまった話です。

今後ずっと同じことを言われるわけではないのです。相手があることとしても、こちらが深刻に考えるべきことではないのです。

次にまたあなたの邪魔をする人の前に立ったとしたら、「ああ、今日はそんな感じで来るのね」と楽しむくらいの心持ちでいいんです。

あなたが普段通り、その人に接していれば、やがてその人も「こいつに対しては、何を言ったって無駄だ、じゃあ認めてやることにしよう」と気づくはずです。

そもそも偉ぶって説教してくる人は、自分の人生がうまくいっていないという強い劣等感の持ち主なんです。

ですから「コイツがうまくいったら、自分の立場が悪くなる」と考えているわけです。このような人は、不動産投資や何かにチャレンジする側が普段通りに接していればコロッと変わってしまうかもしれないのです。

不動産投資で結果を出した投資家は、事業が軌道に乗り出してからというもの、周囲がコロッと手のひらを返したかのように認めはじめたと語っています。

■すべての関係は、横一列

アドラー心理学は、人間関係のすべては“横一列の関係である”と考えています。逆に、「何か言われたらどうしよう……」と説教をしてくる無能な人を恐れている人は、人間関係を“縦一列”だと思っているわけです。しかし、この“縦一列の関係”を崩し、“横一列の関係”を築いていくことは可能なんです。

そのために重要なのは、あなた自身の“勇気”のみです。

何かにチャレンジしようとしているときに自分のことを咎めてくる人は、話すら通じない理不尽な人だ、と考えている人もいると思います。

しかし、アドラー心理学は、そのような人のため、“課題を分離すること”の必要性を提唱しています。

≫≫続く

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ライター／鎌田俊哉

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