最終回の今回も、アドラー心理学で、不動産投資を開始するか、開始しないかという勇気を持つことについてレクチャーしていきましょう。

■アドラー的“今を生きること”

あなたの人生の責任を、他人に負わせてはいけない。同じく、過去の自分すら他人になります。「ああ、あのときにあんな選択をしなければ……」という発想すらも、過去のあなたに責任を負わせるという“人生に対する嘘”です。

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過去は今を縛るものという考え方は間違っているのです。

同じく、未来のことで今も縛ってはいけません。
「そのうちに本気を出す」と、自分の決断を先延ばしにする人物がいます。こういった人は「今、決断したくない」と人生の目的を隠してしまっているのです。

自分の決断がイヤなら、誰かの指示を待つのみしかありません。でも、“誰かに決められた人生”を送り、面白いわけがありません。

もしも選択を迫られた場合、さらに後悔しそうな選択肢をチョイスした方がいいと思います。どちらにしても後悔するんですから。

ですが、何もせずに後悔してしまうのは“人生に対する嘘”に陥ることになるんです。後悔してしまうような選択肢を、あなたで引き受けるという覚悟を持つことが大切なのです。

のちに間違っていたことに気がついたら、進路を変更してしまえばいいだけのこと。大切なことは、決して“責任転嫁をしない”ということだけです。

つまるところ、あなたは“今”に向き合って、全力で真剣に生きるべきなんです。

過去にどんなトラウマがあっても“今”には関係がない。将来、「ほら見たことか！」と心配しても“今”考える課題ではありません。

隠れている目的にしっかりと向き合い、“人生に対する嘘”をかなぐり捨て、勇気を振り絞って責任を引き受けること。

横一列の人間関係においてもあなたの周囲に働きかけ、踏ん張る。肩の力を抜き、必死で今を生きれば、世界もあなた自身も、すべてがシンプルに変わる。

アドラー心理学は、あなたにそう伝えているのです。

誰が何と言おうと、どんな邪魔をされようと、あなたが何かにチャレンジすることを咎めることはできません。「これだ！」と感じたとき、挑んでみることが大切です。あなたもこの春、不動産投資に挑戦してみませんか？（完）

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ライター／鎌田俊哉

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