新型コロナウィルスが蔓延し、不動産物件の動き自体が停まってしまっている昨今、皆さんが所有している物件の具合はいかがでしょうか？

それでも入学や就職で満室になる物件も多く、この時勢でも繁忙期といえるでしょう。あなたの物件は満室状態になっているでしょうか？　それとも空室ありですか？

今回は、まったくと言っていいほど空室が埋まることのない物件オーナーさんに、確実に空室を埋めるために必ずしておかなければならない準備について、解説していきたいと思います。

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■第一に清潔感のある空室を目指す！

まずはじめは、所有するマンションやアパートの空室の現状チェック。つまりは、原状回復のことですが、全室キレイに回復はされていますか？

原状回復のために工事が入った後、その建物の経営者として、あなたがちゃんといたるところを確認していますか？

築年数や構造、立地、賃料、陽あたり、その物件のグレードなど物件というのは様々ありますが、どのような空室でも絶対にまもらなければならないこと、それは「清潔感」です！

目指すべきは、新しく建った新築の部屋でも、見た感じキレイな部屋でもなく、「清潔感あふれる部屋」なんです。築年数というのは実のところ関係ないんです。例えば……

特に、水回りは、清潔感が最重要になります。バスルームやキッチン、トイレetc……とにかく古い物件だったとしても、清潔感あふれるように演出しましょう。そのためのリフォームであっても、躊躇うことなく施してしまいましょう！

■駐車場やスーパー、コンビニなどの周辺環境を調査！

その次は、周辺環境を調べることです。空室対策というのは、リノベーション内容や入居者募集の条件などあなたが工夫できる部分と、どうしても工夫することができないという部分があるんです。

工夫することができないところに差が出るのが、物件周辺の「立地環境」になります。これに関しては、どうしようとやりようのないところなのですが、そうだからこそ、ちゃんと調べて、理解する必要があるんです。

今、私の住んでいる大阪では、新築の物件が過剰に乱立してしまっています。増えているということですね。最近では、やっと落ち着いてきましたが、今後建つという場所も多くあります。この現象は、大阪だけではないはずです。

これら建つ物件が、この繁忙シーズンめがけて募集をスタートすることで、突如あなたの物件が建つ周辺環境が激変する可能性さえあるんです。例えていえば、近隣の月極め駐車場が整備されて、新築の賃貸住宅になってしまうというケースというのも珍しいことではありません。

≫≫続く

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取材・文／加藤学（不動産会社勤務）

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