今回も、ローコストで入居者が喜んでくれる、ちょっと気が利いた便利な設備を紹介していきたいと思います。

■川口技研製ホスクリーン

・なんで必要なのか？

生活することと洗濯を切り離すことはできませんよね？　洗濯をして干す時点で、常に晴天というわけにはいきません。さらに、黄砂や花粉などの大気の状態に危惧して、それを避けるために室内干しをすることも非常に多いです。

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ちなみに北国では、冬場に洗濯物を表に干すと、必ずと言っていいほど凍ります。そんなとき、最初から部屋に室内物干しできる設備があれば、非常にうれしいですよね？

・オススメのポイント

1．ツッパリ棒で壁に穴が開いてしまう事態を回避することができる
2．天候が悪いとき、春秋の花粉注意報や警報中でも安心して部屋の中に洋服を干せる
3．簡単にバーを外せるので、友人が来たときなどに生活感を消せる

・注意すべき点

通常用のホスクリーンは、高い天井の部屋向きです。低い天井の賃貸物件の場合は、バーが短いSSタイプ向きです。DIY設置のときは、確実に天井にネジ止めをしましょう。

耐荷重よりも重さが加わるとホスクリーンが破損し、天井＆入居者の命を守ってくれます。そのような機能が付いていないものは賃貸物件向きではないです。事故破損して、下にいる人への事故や天井崩落を防止してくれるので、大家にうれしいですね。

■コートハンガー

・なんで必要なのか？

ごく一般的なノーブランドコートハンガーがあれば、玄関付近に設置するだけで、アウターを使う冬場はもちろんのこと、オールシーズンで便利です。これは入居者に大変喜ばれます。

・オススメのポイント

1．頻繁に羽織って出掛けるアウターは玄関付近に掛けておけるので、やっぱり便利です
2．雨や雪に濡れそぼったコートや帽子などを、掛けておくだけで乾かせるので便利です

・注意すべき点

単身物件やファミリー物件で設置する場所を変更してもいいと思います。単身者の物件やファミリー向け物件共に、玄関付近への設置が好まれます。家族の多いファミリー物件では、広めの間取りなので、洗面所などの脱衣所にも同時設置すると大変便利です。

■まとめ

いかがだったでしょうか？
どのアイテムも、ボルト一本締めるだけで、すぐに設置できる設備です。入居者からは、「すごく気の利いた設備ですね」と喜ばれること必至です。高額で派手な設備もいいのですが、生活動線を考えて、「自分が実際に住むのであれば……」ということを考えて、設置することをオススメします。

これらちょい設備がいくつも付いていると、入居者もお得感も得られるので、オススメできます。コストなんてかけなくていいんです！　大切なのはあなたの心遣いです！　しっかりと顧客満足度をUPさせることを考えましょう！（完）

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取材・文／加藤学（不動産会社勤務）

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