今回は、大家の収入に直結すると言われる「よい管理会社やよい業者の見分け方」です！　実際、信頼が置ける業者との付き合意を叶えられれば、投資の成功率が大きく高まります！

■管理会社のタイプは2種類

管理会社のタイプというのは、大きく分けると2つです。まずひとつ目は、客付けできるしっかりとした店舗を所有していて、客付けが比較的簡単にできる管理会社。ふたつ目は、アパート・マンション管理のみを行ってくれる管理会社です。

【良い管理会社を見つける3つの視点と3つの注意点！】

会社の規模であったり、形態であったり、様々な違いはありますが、ざっくりと分けると、この2種類です。

仲介店舗をたくさん持っている大手管理会社が優秀なように感じるのですが、自然と管理戸数が多くなるので、どうやっても他の物件オーナーや物件に埋もれてしまいがちになります。しかし、小規模管理会社は痒いところに手が届くような管理をしてはくれますが、客付けに関しては一抹の不安が残ります。

正直言えば、どちらを選んでも、メリット・デメリットがあり、難しいのです。

よく判別方法で重要視するのは《日祝でも営業をしている管理会社を選べ！》というもの。しかし、これに関しては基本中の基本になります。

日曜に空室の確認や鍵の確保、様々な問合せに対応することができないなんて、まさに論外。絶対に客付けに影響が出るので、日祝に休みを取る管理会社は必ず避けるべき。

■ホームページの完成度を見極めるのはどうか

では、公式のホームページの充実度を参考にするのはいかがでしょうか？

しっかりとしたホームページは安心感があり、手作り感が丸出しのホームページだとお粗末な対応しかしてもらえないのではないだろうか？　と思われてしまいます。

しかし、そんなときに見つめ直してほしいのが、《物件管理はスタッフ自身が現場に赴いて対処する》ということです。ここで重要になるのは、会社規模や社歴、ホームページの完成度などでチョイスするのではなく、現場スタッフの動き方や話し方を見極めることです。

■意外と簡単な見分け方

実のところ、ちょっとしたワンポイントを見極めるだけで、どんな人でも簡単に物件オーナーの思いに寄り添った管理業務をしているかどうかが把握できるのです。

その方法とは……《魔法の呪文》と《場所》なんですね。

・呪文
アポイントメントを取るときに「当日に天井の点検をしたいので、脚立を持ってきてほしい」という呪文を唱えることです。

・場所
管理会社の管理スタッフとは絶対に「所有物件の部屋の中」で会うことです。

なんとこれだけで、わかってしまうんですね！　そして、当日のチェック箇所は、天井裏ではなく《脚立の足にカバーを掛けているかどうか》をチェックしてください。脚立の足にカバーを掛けていなければ、床にキズが付きます。砂などが付着していれば、そのまま体重をかけると傷になります。

プロフェッショナルとしての意識が高い管理会社であれば、このくらいのことをして当然です。物件オーナーの資産である賃貸物件を維持管理ためにそのくらいの心がけは必要です。プロ意識がない会社はカバーがない脚立で当然のように屋根裏をみます。

本当に小さなことですが、確実に物件管理に対する姿勢を見極めることができる方法です。（完）

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取材・文／ふでみ（物件オーナー）

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