最終回の今回もシングルマザーとしてどのように子供に接すればいいのをお送りしていきたいと思います。

【仕事終わりからの子育て】

幸せな人生を歩んでほしいと思うなら、乳幼児の頃は男の子と同様にあふれるような愛情をたっぷりと分け与えてあげることです。絶対に“お母さんから愛されている”と思えるような接し方をしてください。

女の子の小学生期は男の子よりもデリケート。

慎重に人間関係を構築することを心がけましょう。

とくに10歳～高校1年生にかけては、多感。

“自分のこと”で手いっぱいの男子とは違い、女の子は“自分よりも他人のこと”にシフトするのです。

この頃になると、あんなこと、こんなこは大丈夫か、と何かと世話を焼いていた小学生前期のことと違い、真逆の子育て転換をしてみましょう。

一定の距離をとり、しっかりと見守りつつではあるのですが、女の子が「助けて、お母さん」と声を出してはっきりと助けを求めてきたときには話を聴いてあげてください。

「なにかあったら、お母さんが味方だから」「しっかり守ってあげるよ」と釈迦のようなココロで抱きしめてあげてください。

イジメや恋愛など思春期の問題というのは何かと心配です。ですがそこで子煩悩ぶりを出さずに、あまり踏み込まずに、「追えば逃げる、逃げれば追う」という感じの接し方が一番です。

よく思春期の女の子のことで必要以上に首を突っ込んで問題を大きくこじらせてしまったりする場合もあるので、子供のココロが落ち着いてくれるような対応を取るのが賢明です。

幸せな恋愛観や結婚観を養いたいのであれば、“いい男性と接する練習”をしなければなりません。

別れたとしてもお父さん、別れたとしてもおじいちゃん、さらにはお兄さんなど、身近な男性とコミュニケーションをとることによって、奥手になることもありませんし、男性へ幻想※白馬の王子様　などを抱くことをしません。

女の子は、お母さんを見て育ちます、学びます。あなたがいい女。立つ鳥跡を濁さない女になれば、自然にそうなります。

結婚っていいものなんだな…と頭にインプットして、母を追って離婚するようなことがないように心がけたいです。

注がれた親の愛情は、男の子、女の子の未来にかなり影響します。まずは乳幼児期に惜しみない愛を届けて、で育てることからはじめたいものです。

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取材・文／子育て良子（シングルマザーライター）

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