アナログ業界の代表格である不動産業界ですが、そもそも改善しようがないアナログ業務内容も存在します。

①FAXとメール問題

未だに不動産業界はFAXが主流のアナログです。

この改善も業界全体がIT化しないと、FAX主流の業者にはメールというツールが存在しませんのFAXでのやり取りになります。

勿論、FAXの方が良い側面も存在します。

不動産業界の業務は個人情報を多く取り扱います。

メールのコンピュータウイルスなどに感染して、パソコン内の情報が駄々洩れなんてことを危惧すると、FAXの方がセキュリティ面では安全かと思えるからです。

特に今の時代一人一台のパソコンが当たり前ですから、個人情報の漏洩や誤送信などのリスク管理はメールでの管理はリスクが多くなります。

②家賃管理

家賃管理とは毎月の家賃入金管理です。こちらも電話を使ったり物件に直接行って連絡をとる必要があるアナログ業務が主流です。

この業務もこれ以上の改善が難しいです。

家賃を滞納する人はずっと滞納されますから、この滞納を見過ごすと家賃不払いになってしまいます。家賃は金額が高額ですので、滞納が2ヶ月も溜まってしまうと、支払ってもらえない可能性が高まりますので、家賃滞納の対応業務はアナログ業務になってしまいます。

③物件調査

不動産業務は物件がなければ業務ができません。

Googleなどのストリートビューで見ただけでは、物件の周辺情報や物件の現状など現地に行かなければわからない事が沢山現場に隠れています。

ですから、不動産の物件調査はこの先も現地確認は必要不可欠な業務で、アナログから改善はできないです。

このように業務の色々な側面でアナログが必須な業務項目がある不動産業界はデジタル化が進まない要因にあります。

今後もデジタル化を出来る部分はデジタル化に対応しつつ、アナログ業務は改善をしながら不動産業界の業務は日々執り行われていく事になります。

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