後編の今回も全国各地の繁華街にある大型店舗、飲食店に、新型コロナウイルス感染症がどのような影響を及ぼしたのかについて、綴っていきたいと思います。

【一軒家賃貸　広々LDK16.5帖 3LDK室内内覧動画 #松原市 高見ノ里 #敷金礼金0円】

■高島屋の免税店は多大な損害

2020年10月31日、『新宿高島屋』では、アジアなどの外国人観光客御用達の免税店『高島屋免税店SHILLA＆ANA』が閉店。

2017年春にオープンし、日本に観光にきた外国人旅行者の消費ニーズを喚起していて、気軽にショッピングを楽しめる商業施設として人気を博していました。

この店舗、珍しい業態で、『高島屋』『ホテル新羅』『全日空商事』の合弁会社が運営。オープン以来、3年経営を続けていました。

『高島屋』のプレスリリースでは、コロナ禍の影響で開業した当初から収支の計画が大幅ダウンしたそうです。営業費の対策、売上集客の対策に尽力してきましたが、改善することはできませんでした。

コロナ禍で発令された緊急事態宣言の影響で臨時休業していましたが、外国人観光客の来店の見通し、収束するという見込みが立たず、苦渋の決断で閉店を決めました。その後、この合弁会社は解散したそうです。

■関西でも『づぼらや』倒産

関西にもコロナの影響が出ています。長い歴史を誇る老舗ふぐ料理店『づぼらや』、神戸港の象徴になっていた旅客船『ルミナスクルーズ』など奇しくも倒産に追い込まれました。大阪と神戸の街の象徴がなくなってしまう……こんなに淋しいことはありません。

現地の飲食店経営者の声を聴くと「街にあったはずの看板がなくなるのは残念」「神戸港に船が就航しなくなるのは淋しい」という意見が非常に多いです。

街中に点在していた外国人観光客向け両替店も倒産が相次ぎ、降りたシャッターが目立ちます。実際に、京都河原町にあった、経済評論家・竹田恒泰さんが経営していた両替店もいち早く撤退しました。

街中で様々な言語が飛び交っていた日本の観光地。インバウンドでやってきた外国人たちの姿は見られません。

今後新宿の店や大阪難波、福岡、名古屋、北海道、京都などの観光の街はどのように変化していくのでしょうか？（完）

◆◇不動産投資情報や人気不動産業者の投資テクニック、実用的な知識、裏情報など役立つ様々な情報を発信し続ける不動産投資の大川商事株式会社◆◇

＊≪お問い合わせ・無料相談はコチラ≫

文／叶龍之介（不動産ライター）

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～