自粛ムードで大変な中、ついに佐賀出張の帰りに『魚山人』に行ってきました。

なんと船でしか行けないというお店です。ですから、12時に仮屋漁港に集合し、とりあえず社長と待ちます。そうしていると、沖合いからやってきたお迎えの船。それがどんどんと港へと近づいてきます。

【寿司工房　魚山人】

驚いたことに、御主人自ら操舵され、わざわざ私たちを出迎えに来てくれます。御年70歳。素晴らしいサービスですね。

岬の突端にあるというお店は、そこまでの道路が通じておらず、この船がないと訪店することはできません。

民宿のようななじみ深い外観、そして落ち着く店内。なんだか、『Dr.コトー』に出てくる大塚寧々さんが経営している居酒屋のような雰囲気です。

■ふんだんに海の幸を使った贅沢料理登場！

頼んでいたのは、おまかせコース。とりあえずビールで乾杯！　いやぁこの佐賀に来て、まず最初のビールですよ、社長！

まず最初に出てきたのは、《鯛とひらまさの刺身盛り》です。佐賀では、刺身は自家製柚子胡椒に醤油という組み合わせのようです。新鮮すぎる刺身に感動！

続いては《イカ酢味噌和え》。かなり凝った料理が出てきそうな予感！　美味しい！

次に蓋を取るの人四苦八苦する《サザエ壺焼き》は肝の部分まで味が濃い。

ここらへんからは、日本酒に変更！　美味しい海の幸に一目惚れです！　絶品なのが《チヌの子供メイタとタイ塩焼き》。これが柔らかくて繊細で、いい！

強烈に個性的なのが《アワビバター焼》と《ひじきのキッシュ》ですよ、奥さん、ヤバくないですか！　本物の料理人ですよ、これは！

■安定の味、そして〆のマリアージュ

安定のキンキと失念の《煮つけ》は、あっさりとした煮汁がサイコー！

さらに雌株的な味わいの《アカモク》。ネバとろですごくおいしいですね！　ジュルリっていっちゃいます！

歯ごたえのいい《たこサラダ》、歯科も料理の鉄人でおなじみ《茶碗蒸し》は至高のメニュー！　さらに、古代赤米握りと巻き。《しらすのお吸い物》が最高の〆になりました。

12皿のすごいメニューはおまかせで、何も考えなくてもいいところが抜け目ないですね。

ご主人のお話では、土日予約は半年先まで埋まっているとのこと。

最終的に日本酒を1升いっちゃいましたとさ！

最高の料理！　ありがとうございました！

≪オススメ評価≫

オススメ度★★★★☆

お値段　　★★★★☆

雰囲気　　★★★★☆

再訪問率　★★★★☆

このお店は、秘境メシといっても過言ではありません！　最高で最強の時間をありがとうございました！　あっ、ご主人、帰りの船の操舵もお願いします……感謝！

『魚山人』

住所：佐賀県東松浦郡玄海町仮屋高岩

TEL：0955-52-2733

営業時間：要予約　昼の部12：00～／夜の部17：00～

※1日（昼1組、夜1組）2組限定・4名以上（合い席でも良いなら2名可）最大20人まで

定休日：不定休（時化の日はお休み）

ＨＰ：http://karatsu-hama.net/taberu%20gyosanjin.htm

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リポート／斉野由紀子（不動産投資会社OL）

プロフィール：とにかく食べることと呑むことに執着する独身女子。365日のほとんどが外食で、ウチ飯はもっぱら実家！天下一品のスープ風呂に入りたい、と願うもまだまだ叶わない。

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