2017年に行った国勢調査の結果では、30歳～30代半ばでは、男性では約2人に1人、女性では約3人に1人が未婚状態。30代半ば～40歳までの男性では、約3人に1人、女性では約4人に1人が未婚状態になっているということです。

飲食業態でも、《おひとりさま》をターゲットにした店も増え、ドラマ『孤独のグルメ』が当たり前のようにヒットするなど、未婚の人が「なぜ結婚をしなくてはいけないのか？」と疑問を呈するような世の中になっていきました。

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そこで今回は、単身者こそ、または単身者の間にこそ、私用＆投資物件用のマンション購入を考えるべきではないかということを解説したいと思います。

■単身者でマンションを購入する人は増えている

戸建てやマンションを購入するというと、結婚をして一子儲けて、「よし、そろそろ自己所有の家の購入時期だ」「家族のことを考えてマイホーム購入」という考え方が一般的でした。今でもその考え方が主流であることには変わりはないのでしょう。

巷にあふれる不動産会社のテレビCMでは、やはり家族が登場してくるものばかりだと思います。ですが、世間の流れが変化すると共に、人々のライフスタイルが多様化の一途を辿っています。

ではここで、どんな人々が単身者のうちに戸建てやマンションを購入するのでしょうか？

単身者でマンション購入した方を対象に、不動産物件に関してのコンサルティングを行っている会社が、物件購入時の年齢を試算したところによると、20代～30代の年齢層が＜62％＞と最も多いという結果になりました。

■独身の間に物件を購入した理由

さらに、独身のうちにマンション購入をした理由としてあげられた結果を見てみましょう。

《Q．あなたはなぜ戸建てやマンションなどを購入したのですか？》

第1位　賃貸住宅の家賃を支払い続けるのがムダ（31％）

第2位　自己所有の物件は資産になる（22％）

第3位　自分にピッタリの物件を見つけた（21％）

第4位　現在の住宅ローン金利が安い（20％）

第5位　消費税が上昇前に購入した（6％）

以上が結果の順位でした。

≫≫続く

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文／藤塚実（不動産ライター）

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