ライター丸野裕行が体験したアルバイト！

これがとんでもない社会の裏側をあぶりだしたアルバイトでした！

今回は前回に引き続き、その理由をとくとお聞きください！

■ゴミの危険性

「で、説明したとおりの企画なんですけど……」

「ふん。じゃ、2日間くらい早朝バイトしてみてよ。ちゃんと時給出るし。朝、俺と一緒に軽トラ乗って、草引きとか見回りとかしたら、ゴミにも出くわすやんか」

「は、はぁ……。じゃ、明日からどうしたらいいですか？」

「うん、朝6時から見回りしようかぁ～」

「えっ！　早っ！」

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急遽、工業地帯の土地管理のバイト仕事が決まったのです。

■東京ドーム2個分の広大な土地に捨てられているものは……

早朝6時、朝焼けの空がどんどん白じむ中で、早速見回りをはじめる。

花島さんは、コンビニのおにぎりをかじりながら、器用に運転し、不法投棄がいつも行われるスポットに車を回してくれます。とにかく広く、花島さんの話では東京ドーム2個分の敷地を所有しているらしい。

「ここらへんは多いな。いっつもなんか捨てられてる」

「そうなんですか。大体どんなものが？」

「うん、山盛りの自転車が多いかなぁ」

「ほほう。ほかには？」

「蛍光灯。すごい数の蛍光灯。それも山盛りやで」

「今日はあらへんみたいやな。よっしゃ、管理人室戻って、草引きしよか」

「は、はい」

数か所のスポットを回っても何もないのですが、しかしながら、管理人室の隣には、多くのゴミが山積みにされていました。

「これは、不法投棄されたものを集めてくるところ。金物と木材、家庭ごみなんかに分けて置いてあるねん」

「は、はぁ……」

かなりのゴミが日常的に捨てられているようですね。これらのブツは、犯人が特定できない以上、管理会社が処分するそうで、もちろん、それは有料。社長さんがブチギレることは容易に想像がつきます。

とにかく草引きのバイトをスタートしてみたのですが、なかなかの重労働。スコップやクワ、ノコギリ、枝用バサミ、土嚢袋などを用意し、管理している土地の雑草や木を伐採していくわけです。

■とんでもない大量ゴミ

「イイネ！」って……よくないよね。クレイジーケンバンドの横山剣ファンの私としては、これがこんなところに捨てられていること自体ダメだね。

そんな思いをめぐらせながら、1日目は収穫ナシ。次の日に賭けてみることにした。

≫≫続く

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文／丸野裕行（編集長）

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