国交省は、管理規約標準を改正して、マンションごとに入居している住人に周知しさせ、住民のトラブル回避を目的とする標準モデルを改正しました。

今回はマンション管理規約の標準モデルとは何なのか、なにを改定したのか、コロナ禍の中で、現在利用が拡大している“置き配”について、マンション廊下といった誰もが通る共用部に宅配された荷物を置くことは《例外》とする見解を示した。

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認めた場合だったとしても、地震や火災など避難する際の邪魔にならないように、そのマンションごとに置き配ルールを決めていくべきだという結論に達したわけです。

■物件購入者か、投資家向け

今回のコラムは、区分所有マンションに投資をしたり、購入して住んでいたりするような住人、さらに投資物件として貸し出している不動産投資家が対象になります。

これから、置き配のルールが物件所有しているオーナーが決めれば、入居者周知して、住民トラブルに巻き込まれてしまわないように気を配るべきです。

置き配というのは便利なのですが、トラブルを抱えているもの。様々なトラブルが矢のように飛んできても仕方がないものなのです。

■大家がちゃんと考えていることをアピールする

さらに、一棟賃貸マンション、アパートを経営する投資家も、これを参考にして置き配のルールを決めて、真剣にオーナーが考えているのかの物件アピールポイントにしたい。

置き配は皆さんご存知だと思いますが、荷物を受け取ったりする人が指定場所にヤマトや佐川などの宅配業者が、受取人とは非対面で受け渡すサービスになります。

宅配ボックスや玄関前、宅配バッグのほか、物置や車庫の前に置いておくケースもあります。その他には、まずはないでしょう。

■オートロック式マンションならほとんどが宅配ボックス付き

マンションであれば、そのマンション住民がオートロックの玄関のドアを開け、配達員に玄関前まで来てもらい、廊下に置いておくように頼むというケースも多いと思います。

≫≫続く

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取材・文／山田裕

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