今回も不動産業界や宅建などに関連した読みやすいエンタテイメント小説をご紹介したいと思います。

わかりやすく業界のことを知りたいのであれば、絶対に読むべき小説の一部です。

■『宅建受験小説・女子大生ナナミの挑戦』

著者：大澤茂雄　出版社：ぱる出版

全国の書店、Amazon、楽天などで販売中

幸福のカタチを求めて自宅を購入することに決めた姉のために、大学生であるナナミは意を決して不動産業界の世界に飛び込んでいく。

【堺市東区日置荘北町　2SDKテラスハウス　室内新築物件のような賃貸物件】

この書籍の中では、不動産物件購入で幸福をつかみ取るための13ある法則が記載されている。第1章には、宅建士という専門家だけでなく、マンションの管理士までも登場して、その仕事の業務に関する内容や有資格者に課せられる使命というものを解説していく。

■原作者は宅建講師

著者自身は、作家というわけではなく、宅建講師という仕事についているが、感動と姉への愛情の物語かつ、次々と登場してくるキャラクターもかなりの数が登場して、ストーリー自体飽きさせないとうな内容のものになっている。

魅力的なキャラクターも登場するために、飽きさせない工夫があり、なかなかの良作だと評判だ。

また、遊び感覚的な流れの中で不動産知識に興味がもてるようになっているので、楽しめる。

■解説や専門用語がすらすらと入ってくる

少しばかり宅建を勉強した経験がある読者であれば、解説や専門用語がかなり良くわかって、不動産知識の復習にもなる。

さらに、宅建を学ぶことやモチベーションが下がったとき、やる気が失せたときには、この書籍を読了することで勉強のやる気がまた持ち直すことだろう。

宅建資格を取得して実際の仕事に活かしたいと考えているという人には、実に最適の書籍であるといえる。ここまで実務に携わるということに特化した書籍も少ないだろう。不動産業界を目指す読者は必読だ。

≫≫続く

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取材・文／丸野裕行（編集長）

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