建築してから35年近くなってしまった古いアパート。できるだけ、お金をかけたくないというあなたのために、「空室をなんとか埋めたい」という悩みを解消する術を今回は当『初めての不動産投資マガジン』の主宰でもある大川商事株式会社代表・大川貴仁氏にお聞きしました。

【#堺市東区　菩提町　敷金礼金0円　室内新築そっくりな一軒家賃貸2LDK】

「どうせ無理でしょ？」って考えているあなた、それがアイデア次第でできるんです！　非常にやることは簡単。空室続きの築古物件を緻密な計画案で、満室にできるんです！　費用対効果が非常に高い、という満室にしたマンション・アパートに密着。

そのコツをしっかりと公開しようと思います！

■築古物件の空室対策は2つのパターンがある

できるだけ家賃を下げずに、さらにリノベもせず、なんとか自分の物件を何とかしたい……。その再生の悩みを解決する方法をお教えしましょう！

空室対策の築古物件を考えた場合、まず2つのパターンがあります。まず賃料の値下げ、お金をかけてリノベをするか……。

ですが、このどちら化を選んでも、家賃と維持費の収支バランスが厳しくなると思います。そんなときにはどうすればいいのか、大川代表に聞いてみました。

山根「こういった場合はどのようにすればよろしいのでしょうか？」

大川代表「築古のアパートを保有して空室に悩む方というのは非常に多いです。そんなとき、私は現地調査をするようにしています。見積もりやプラン提案の場にも立ち会って、リノベ実施、入居者募集、空き家だった部屋が埋まるまでを見定めることにしているわけです」

山根「でも、大川代表の実績を見て、その計画から半年程度で満室になり、その上家賃の値上げも果たしたというのはすごいですね」

大川代表「いえいえ、そんなものですよ」

■プロの視点で見れば問題点がわかる

【取材対象物件】

所在地：東京都調布市　京王線沿線　駅徒歩2分

築年数：築29年／1992年　階建て／16戸×2階建て

賃料：48,000円（共益費2,000円）

間取り：ロフト付きワンルーム17㎡

大川代表「例えばこの物件に関しては、周りの住宅は低層住宅地、賃貸マンション・アパートが多く、競合他社も多いエリアです。この物件は、元来法人所有で賃貸化した社宅物件。近隣にも同じような築古物件があって、キレイに改装されているので古びた感じがします」

≫≫続く

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取材・文／山根忠雄（不動産ライター）

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