出張で訪れた広島市中区江波南でランチを食べたのですが、私が好きな孤独のグルメの年末スペシャルで出てきていて、すごくおいしそうだった広島ラーメンにありつくことができました。

場所は原爆ドームがある広島市の繁華街からちょっと離れた南。広島の海近くにありました。広島港の水面がキラキラと光り、港町らしい潮の香りが漂う中、江波山公園で遊ぶ子供たちの声が聞こえ、都会の中とは言え、ほっとできる雰囲気がありますね。

【受け継がれ守り続ける伝統の味・陽気】

■メニューは中華そば一択！

しかし、視線は《中華そば陽気》のカープカラーイメージの赤テントと赤暖簾、提灯をとらえています。やっぱり食いしん坊は食いしん坊。仕方ないですよね。こちらは、食べログの評価で広島ナンバー1ラーメンの称号を獲得しているお店なんですね。

店内にはくの字カウンター、と対面には壁をむいたテーブル。昔ながらの中華屋さんというイメージですね。

メニューは中華そばのみ。大盛りやチャーシュー麺すらありませんが、昼限定のこしひかりを使ったおにぎりがサイドメニューとしてあるようでした。

■麺が夫、スープが妻といった味わい

ランチタイム。とにかくラーメン。入店して、フライング気味に中華そばを注文したわけですね。スープは広島らしい豚骨しょうゆ。麺は細めでコシのあるストレート麺。チャーシューが4枚とネギ、細もやしがのったシンプルなTHEラーメンです。

優しく包み込まれるようなクリーミーな感じがする豚骨スープなのですが、しっかりと醤油の風味が自己主張して、ひと啜りすれば、その人気ぶりがわかります。

福岡に点在するラーメン店のように加水率が高いしっかり細麺なのですが、これが意外にしっとりとしているスープにピッタリ。頑固者の亭主（麺）が心優しい妻（スープ）をひっぱっているような感じがします。

お互いになくてはならない存在、というところをしっかりとわかっていて永遠の契りを結んでいる感じがしてほっこりします。

■3店舗の『陽気』が存在！

脂身と赤身のチャーシュー、それぞれの食感と味わいを楽しむことができますね。独特の食感を持つシャキッとゆでられた細もやしの歯ごたえ、広島ラーメンのラーメンにはなくてはならないバイプレイヤーです。

広島ラーメン、これまでまったく食したことがなかったのですが、これはアリですね！　陽気は、広島市中心にある大手町店、のれん分けして横川駅近くに開店した横川店、そして、江波にある本店の3店舗を運営しているようで、やはり本店の面構えと風格は別格。

広島県にある、誰もが大満足して帰ることができるナンバー1ラーメン、次に広島へきたときにも必ず来店したいと思えるお店でした。ごちそうさまでした！

≪オススメ評価≫

オススメ度★★★★★

お値段　　★★★★★

雰囲気　　★★★★☆

再訪問率　★★★★☆

『中華そば 陽気 （ようき） 』

住所：広島市中区江波南3-4-1

TEL：082-231-5625

営業時間：

11:30〜13:30(平日のみ)／16:30～24:00

定休日：毎月1・12・13・26日

ＨＰ： http://www.aragawa.co.jp/

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リポート／斉野由紀子（不動産投資会社OL）

プロフィール：とにかく食べることと呑むことに執着する独身女子。365日のほとんどが外食で、ウチ飯はもっぱら実家！天下一品のスープ風呂に入りたい、と願うもまだまだ叶わない。

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