前回までは、様々なサービスや心遣いで好かれている物件オーナーのお話を綴ってきましたが、最終回の今回は、「こんな物件オーナーは嫌われる」というテーマでお送りしましょう！

【満室経営の秘訣！管理会社から「好かれる大家」の3つのポイント】

■資産があると思って偉そうにしているオーナー

今の時代、空室が当たり前に目立つという時代です。ということは、賃貸物件も借り手市場なわけです。今後、さらにその傾向がどんどんと進んでいく予測です。

しかし、そうなれば、今までのように資産としての不動産を持っているだけでは、儲かりませんし、偉くもありません。

昔、貸し手が最強だった時代であれば、土地所有に大きな意味があったのですが、これから所有しているのみでは空室が埋まることはありません。

しかし、未だに、パートナーシップを組むはずの不動産仲介会社の営業マンに「よし、やらせてやろう」という態度や「オレは大家だぞ」と入居者に対して、横柄な態度をとる物件オーナーもいます。

自分が所有している物件を、しっかりと客観視できないオーナーは、不動産賃貸の世界では消えていくのみです。

■私生活に踏み込んでくるオーナー

男性ならまだしも、女性の一人暮らしには危険がつきもの。しかし、この危険視されるリスクの中に、大家の目というものがあります。

例えば、単身者向けのワンルームで女性が彼氏を連れ込んだとしましょう。単身者向けというだけで、友人を家に呼ぶことを咎められることはありません。しかし、そんなときに、大家さんがじっとその光景を見つめていたとすれば、コワいですよね。

物件を人に貸しているということを商売にしている以上、ある程度“目こぼし”的な視点は必要です。

何をやっているのか、何時に帰ってきているか、など、入居者を監視するような姿勢でいると、絶対に嫌がられます。

■関連業者に嫌われているオーナー

入居者が住む部屋に不具合が出たときに、関連の業者さんに対して横柄な態度で、作業員をアゴで使ったりしているオーナーさんは信用ができません。

このような場合は、いつも業者さんに「大規模な修繕工事の見積もりを大至急作ってくれ」と言ってやるつもりがなかったり、「部屋のリフォームの企画書を出してくれ」といって実施しなかったり、そんなことを何度も繰り返しているわけです。

さらには、ついでに根性で、大工仕事をしている業者に、「ついでに、スクリーンカーテン付けていてくれ」や「全部のLED電球を交換しておいてくれ」と頼んだり、その扱いが雑というのか、ひどいというのです。

その上、なんでもないことなのに「大至急！　すぐ来て！」と深夜でも呼び出したり、このようなオーナーは、人望もなく、何かあっても誰も来てくれないので、その物件には入居を続けない方がよいというのが多くの人の意見です。

■まとめ

いかがでしたか？

好かれるオーナーと嫌われるオーナーの違いは、自分の所有する物件が可愛く、そこに入居する人々を思いやる気持ちだと思います。

あなたも温かい気持ちなれるような物件オーナーが所有するアパート・マンションに住むようにしょう！（完）

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取材・文／飯塚裕子（ライター）

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