嫌われる勇気をもって、物事・仕事に取り組む……アドラー心理学は人に嫌われることを通じ、様々なものを手に入れることができます。

ここでは、多くのアドラー心理学を人生の指針にする人々が手にした成果を紹介していきます。

【承認欲求なんていらない！　嫌われる勇気 アドラー心理学】

■自己の理解

自分自身のことをどんな人間だと思っているのか、考えているのか、どんな性格で、どのような感情や思考、行動パターンを持っているのかをちゃんと知っておくことができるのがアドラー心理学です。

そして自己を理解をする努力をすることによって、他者への理解へとつながるんです。

■非建設的行動と一時的な感情を忘れる

人の行動と感情というものには目的があります。その目的への理論から、あなた自身の非建設的な行動や感情目的を明確にすることで、目標を明確にして、効率のいい建設的な行動をチョイスできるようになります。

もっと言うと、目的の論点で思考することになれば、“自分に関わる他者の行動や感情が持つ目的”に目を向けられ、理解や共感を深めることが可能になります。それが他者への携わり方を建設的で生産亭の高いものにし、対人との関係を良好にすることにつながります。

■ライフスタイルを選択し直す

ライフスタイルというのは、狭くいえば性格、広い意味でいえば世界観や人生観もいえるんですね。

もしあなたが不幸な意味づけをしてしまっていれば、不幸と感じるような境遇や経験を作ってしまうのです。このような“非建設的なライフスタイル”から“建設的なライフスタイル”にシフトチェンジすることもできます。

■コンプレックスは健全なものだと思い込む

自分はむ価値である、悲観的である、否定的である、卑屈である、あなたを大きく見せる、自慢する、非建設的な言動を言いふらす、など自分の人生やあなたに関わる対人関係に影響を与えてしまうコンプレックスを健全にすることは可能なんです。

これで、他者との比較、他者との争い、他者との競争ではなく、あなたの理想に対し“自己を向上させる”こと、“あなたには能力がある”“人々は私の仲間である”という状況を作り出すことができます。これがあなたの人生や対人関係に建設的に作用します。

■自己を受容すること

今まで解説したことを実用するだけで、“あなたにできること”“あなたにできないこと”を理解、ありのままのあなたを受け入れることができます。

これを理解することでアドラー心理学で言うところの“他者への信頼”“他者への貢献”につながるんです。

■対人の悩みを解消

相手に何を言われようが、何を感じられようが、あなたにはまったく関係がありません。あなたがやることは、自分の目的に向かって突き進むことです。手段はまったく選びませんし、あなたが好きなことを好きなようにやればいいのです。

《ここで、敬愛するジョンレノンの言葉を……》

「僕らは、自分のすばらしさと不完全さのなかで、何よりも自分自身を愛することから学ばなければいけない」

「“こうすれば、人になんて言われるだろう……”。こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人はやりたいこともできずに死んでいくのだろう」（ジョン・レノン）

（完）

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取材・文／竈山孝美（心理学アドバイザー）

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