日本の不動産業界では、お客さんの無理なリクエストに応えるということは正直言ってできません。それは犯罪に加担してしまっていたり、タブーを一度許してしまうと噂が立って、その不動産業者の仕事がなくなってしまうからです。

【#堺市中区　福田　敷金礼金0円　LDK12帖　ペットと暮らせる一軒家賃貸】

島国日本らしい理由ではありますが、一方のアメリカ各地の不動産業者では、そのようなリクエストに応えるところもあるようで、クライアントからの驚くべきお願いというものがありました。

今回は、そんな考えられないアメリカでのクライアントから不動産業者へのお願いを一気にまとめてみました。一風変わったリクエスト、一体どのようなものがあったのでしょうか？

中でも、ペット関連のお願いが非常に多いようなので、面白おかしく楽しんでもらえたらと思います。

■CASE1.

内見にやってきたお客の部屋の印象についての会話を聞いてみたいから“盗聴器を仕掛けてほしい”と言われた。

…これに関しては、どうも霊が見えるという内見客だったようで、他の客にも小さな女の子と血まみれの女が見えるのかという確認を取りたかったとのことでしたが、不動産業者は断ったとのことでした。

■CASE2.

その客を内見に連れるたびに、｢子供の面倒を見てちょうだい｣とねだる親

…ゆっくりと物件が見られないということで、子供の面倒を押しつけてくるのはいいんですが、ワガママで毎回お菓子を買いに行かされたというエピソードがあります。

■CASE3.

｢この物件を買うから、全部のバスルームを使わせてほしい｣と頼まれる

…よくわからない理由なので断ったそうですが、なんでもバスルームとのフィーリングが合うかどうかが入浴しないとわからないとのこと。購入前に勘弁してほしいと、断ったようです。

■CASE4.

今飼っているオウムをわざわざ内見に連れ、「彼の居心地がいいかを確認させて｣と言われた

…オウムも敏感な動物で、何かの変化に目を白黒させます。それを確認したかったようで、鍵を置いて、数時間いてもらったそうです。オウムは気に入ったようで、無事契約となりました。

■CASE5．

雨音が少し聞こえる静かな物件に住みたいので、内見に行くたび、｢今日は晴れているからホースで外から窓に水をかけて……｣と雨音の調子を確認したがる

…まったくもって面倒なお願いですが、仕方なく不動産業者はホースで家に水をかけ続けたようです。おかげで、彼女は静かな雨音が聞こえる小さな家を選んだようです。

≫≫続く

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取材・文／川北博（不動産ライター）

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