不動産投資のチャンスは、なんとボロ物件にある！　今回は、このテーマで、ボロ物件投資の成功例を解説していきたいと思います。

■ボロアパート物件の入居者対応で腕を磨け

自信が所有する物件が順調に増えていったら、次はボロアパート物件などにもチャレンジして、自分の知識と経験値を引き上げていきましょう。

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初のアパート物件ですが、なぜこのような物件に挑戦しなければいけないのかといえば、ズバリ入居者への対応力を身につけるためなんですね。

アパート物件というのは単身者専用の物件ということもあり、頻繁に入退去が行われるうえ、ボロなので非常にクレームが多い。戸建てと比べるとアパート物件の運営は大変です。室内の清掃やちょっとしたリノベーションなどを行っていって、素敵なアパート物件に育て上げていかなければいけないのです。

さらに電気やガス、水道などにもガタがくるので、そちらの迅速な対応で実績を積み上げていきましょう。

■ボロ物件を新築住宅に建て替え！

それからは、戸建て賃貸、アパート経営を継続しながら、次のボロ物件を探します。中には非常に状態が悪いという物件もあり、言い値で100万円弱という場合もあります。これがチャンスなんですね。

建物をフルリノベーションするには金額が青天井になるため、思い切ってその建物を新築に建て直すことにチャレンジを……！

その場所に大手企業があるのであれば、家賃補助なども考慮して高めの賃料を設定。念願だった利回り10％を狙ってみましょう。

大手企業の転勤族は家賃補助があるのは当然。多少賃料が高くても、なかなかないキレイな新築戸建て賃貸を選びます。

さらにいいことは、今までの中古ボロ物件とは違い、設備トラブルなどを気にしなくてもいいという点ではないでしょうか？

■ムリヤリ高利回りは狙わなくていい

首都圏近郊エリアであれば実質利回り10％という数字は、不動産投資として成功といえるのですが、見た目の高利回りにパニックになって物件をチョイスしてしまうと、売却や客付けの時に苦労する要因になってしまうので、注意ですね。

ここで、負け組からの一発逆転不動産投資の心得を3つあげましょう！

《ボロ物件投資心得3ヶ条》

・一定の基準を決めたうえでジャストフィットした物件を探し続けること

・家賃補助などを考慮し、賃料の設定を行うこと

・利回りの誘惑には乗らずに物件ニーズを総合で判断すること

以上がボロ物件投資のコツです！（完）

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取材・文／川北博（不動産ライター）

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