不動産投資をスタートしたばかりの方々とお話していると、「数年前から不動産投資の勉強はしているんですが、まだ物件を買ったことがありません…」という人がとても多いんですよね。なぜに、１年以内に不動産物件を買うことができないのか？

今回のコラムでは、“不動産投資をスタートしはじめたニューカマーがどのようにすれば１年の間に投資物件を買えるか？”ということを題材に解説していきたいと思います！

https://www.youtube.com/watch?v=jRfH3XgruLM

【オススメ勉強法】

■無謀な買い物はしない！ちゃんと準備してから！

今、成功している不動産投資家さんのほとんどの方は、投資に関する勉強をスタートして、１年以内に１軒は物件を購入しています。といっても、中古の戸建てで価格帯は300万円～500万円代の物件。このくらいからスタートすればちょうどいいと思います。

買うことも勉強ですし、もし失敗してしまったとしても損害は小さく済みます。

■１年以内に優良物件を買うためにするべきこと①

《とにかく勉強して、情報をかき集めること》

不動産投資で失敗する方の大多数が“勉強していない“”ということです。

企業家や中小企業の社長、弁護士、会計士、医師など高額の年収を稼いでいるという人にかぎって、不動産投資の営業マンに勧められるがまま、人気のない稼働率の悪い物件をつかまされてしまう場合が多いです。

これを回避するためにも、最低限の不動産知識、投資の知識をつける必要があるんです。投資家として「一早く物件がほしい！」という欲求を抑えて、予備知識をつけて、不動産投資業者と互角に渡り合えるようになりましょう。

絶対に業者の言いなりになってはいけません。不動産投資家として当然のレベルの勉強をしましょうね。

■１年以内に優良物件を買うためにするべきこと②

《不動産投資ビギナーに情報が多すぎてはならない》

いきなり勉強をしておけと言っておいて、勉強しすぎるなというのは天邪鬼すぎますよね(笑)。

不動産投資ビギナーの中には、元から数字を読み解くチカラがあり、シミュレーション能力を持っている方もいます。そういった方は、難解な計算式や専門的な用語はよく知っていても、頭でっかちになりすぎて、いつまでも投資物件を購入できない方が多いです。

その理由というのは、理論や計算の勉強には終わりがないから。机上の空論で片づけられるほど、不動産投資は甘くありません。実際に物件を持ち、管理をしてこそ、スタートになるんです。投資物件の欠点や購入デメリットばかりをあら捜しして、購入見送りをすることなどもってのほかです。

そんなことよりも、その投資物件自体の欠点を改善することや逆に利点にシフトチェンジすることに目を向けることが必要です。この物件なら、どうすれば利益を生み出せるか…そこにシフトチェンジできる投資家は非常に優秀と言えるでしょう。

実質利回りを厳しく計算した程度で、そのほかの計算式など必要ありません。不動産投資知識マニアではないんです。私たちは、不動産投資家です。日経新聞を読み込まないと知識が足りないなんてこともないですし、元不動産業者でないと物件を購入できないなんてこともありません。

それよりも重要なことは、物件を内覧しに現地に飛んだり、業者と話をしに行くなど、フットワークも軽く、自分の足で情報を実際に調べてみることです。自分の目で見て、考えて、情報をアウトプットをし、次に頭に入れておくべきインプットを発見できるのです。

≫≫続く

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取材・文／片岡みのる（投資ライター）

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