芸能界のアイドル史をけん引し続けるジャニーズアイドルは、未だに多くの女性たちを熱狂させています。

嵐をはじめ、V6やキスマイ、Hey!sey!JUMP、関ジャニなど、ジャニー喜多川氏が亡くなっても、滝沢秀明氏がその遺志を継ぎ、続々と新たなグループを輩出しています。

ファンのことを第一に考え、一番力を入れているのは、やはりコンサートやライブなどのイベントです。ファンも、お目当てのアイドルを目の前で見られる絶好の機会になるわけですね。

【ウザいジャニヲタあるある６選】

アイドルのコンサートでイメージするのは、黄色い声援と場内を埋め尽くす派手な手作り団扇とペンライトの光……しかし、ことジャニーズのコンサートの実態はまったく違うといいます。

それもそのはず、一部のファンのマナー違反が以前から問題になっているんです。

2018年には、キンプリが乗った新幹線が出待ちをしていたジャニヲタによって遅延してしまうという事件
も起こり、話題になりました。ファンマナーの悪さにアイドルが精神的な苦痛を感じて、休業してしまうこともありました。

今回は、どれほど「一部のジャニヲタ」のマナーが悪いのか、ジャニーズコンサートの警備をアルバイトで担当していた横山達矢さん（仮名／31歳／会社員）にお話を聞きました。

■“来場者が行う危険行為”が多発するという全体発信

丸野（以下、丸）「バイトで警備を担当していたわけですよね？」

横山さん「はい。不動産投資家になる前の仕事ですね。本当にイメージとは違い、異様な光景でしたね。もう可愛さ余って憎さ100倍というか、会場中に歪んだ愛情を撒き散らしているジャニヲタがいました。僕が初めて担当したのは、大阪の京セラドームであった嵐のコンサートでしたね。2日間で30,000円になる仕事と聞かされていたので、警備会社で面接を受けました。合格して、警備業法で定められた研修を終えて、当日集まった警備員はおよそ100名。ドームと提携する数社の警備員が総動員されます」

丸「ほほう、すごい数ですね」

横山さん「“本日はジャニーズのコンサートです。来場者が行う危険行為が多発すると思われます！　怪我人が出ないように配慮し、協力体制で臨みましょう！”と警備責任者が物々しい感じで発信するんですよ。“アイドルのコンサートで、なぜ？”　とナメてましたね。所詮は、女性ファンなんだから大したことないだろうと……。そんなときに先輩フリーターの望月さん（仮名）が耳元で囁いたんです。“キミはじめてやんなぁ？　初日がジャニか……気ぃつけやぁ”と」

丸「うわっ、怖い」

横山さん「“ジャニーズの警備が一番、業界では過酷やで”と言っていました。でも僕は“新人のオレを脅してるだけだな”と余裕でした。しかし、会場の異様さにすぐ顔面蒼白になりました」

≫≫続く

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取材・文／丸野裕行（編集長）

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