最終回の今回も当サイトで編集長を務める丸野裕行と監修アドバイザーを務める大川貴仁が企画した事故物件漫画『カシジョ』の詳細について解説していきたいと思います。

《第三話：事故物件を洗う》

…バスタブの中で死んでいた高齢入居者の後始末に追われる『くれたけ商事』のメンバー。

警察の実況見分が終わり、タケさん率いる日本一のプロ事故物件の清掃チームを呼ぶが、めぐみはその処理テクニックに圧倒される。

【爆報！THEフライデー事故物件】

《第四話：リフォームする》

…清掃だけでは追い付かない事故物件の処理。浴室と壁紙、床板の一部をリノベーションする専門業者の登場に、めぐみは部屋が生まれ変わる瞬間を目の当たりにする。

《第五話：事故物件がぞろぞろ》

…様々な事故物件があるが、その中でも強烈なのが、元暴力団事務所だった。

ここではチンピラのリンチがあったり、殺人が行われたりしていたようで地下室まである。愛子は大胆にもビル名ごと変え、ペットカフェを開業させる荒業を繰り出す。

《第六話：事故物件裁判》

…告知義務をつくったのは、クレーマー入居者が裁判で勝訴した判例があるからだ。

『くれたけ商事』では、10年ほど前に性風俗特殊営業に使用されていたことを隠して建物を売買し、訴えを起こされていた。

《第七話：ツイていない地主》

…喫茶店で口論になった夫が妻を包丁で刺した、妻は血だるまになりながら、近隣の家々のインターフォンを押し、5軒目の軒先で絶命。

夫も後を追うが、また数軒離れたところで死ぬことができた。

その家々は、事件の起こった喫茶店のオーナー・春日の所有するものだった。

《第八話：土地の事故》

…以前に一家が全員焼け死んだ一軒家の跡地にマンションが建った。

そのマンションの住人・矢澤は借金で首が回らず、心理的瑕疵による賠償金を求め、「マンションが建つ土地が事故物件だ」と訴えを起こす。

《第八話：ニンビー施設の罠》

…ニンビー（嫌悪施設）は、ゴミ焼却場や火葬場、下水処理場、火薬類貯蔵所、悪臭・騒音・振動がある工場、危険物を取扱う工場、高圧線鉄塔、墓地、その他大気汚染や水質汚濁・土壌汚染の原因となる施設のこと。

この周辺には事故物件が多く、『くれたけ商事』のメンバーは手をこまねいていた。

《第十話：あの事件の家》

…暴行や檻での監禁、虐待によって連続変死した事件のせいで、二束三文になったマンション。

めぐみは、どうにか物件を売れないか画策する。

■まとめ

この企画、実際に漫画化されるという吉報を待ちたいと思います！（完）

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文／真山剛（芸能ライター

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