最終回もこのコロナ禍で需要が高まっているトランクルームビジネスを不動産投資の観点で見た場合に、どの程度の利益が得られて、どれほど初期投資にかかるのを解説していきたいと思います。

■ネット通販の出品者の倉庫としての利用も増！

トランクルームビジネスはコロナ禍の影響が勢いづかせているといいますが、それだけではなく、昨今のビジネスの大きな変化が影響しているのも一端を担っているといいます。

https://www.youtube.com/watch?v=haYFItCvRLw

【#敷金礼金0円 #松原市RTH田井城　広々10帖LDKの室内新築物件にそっくりな賃貸物件 #家賃5.6万円】

例えば、フリマアプリやネット通販などの出品者が、出荷する商品の在庫倉庫として利用しているケースも増えているとのこと。

とある不動産サイトのアンケートでは、[コロナ禍で自分の家が狭いと感じる]という回答が3～4割にのぼります。リモートワークに使う部屋を用意する、自宅で過ごす時間が増加したことで、日常生活では使うことのない荷物を収納スペースへ持っていくという生活スタイルになってきているのだとか。

さらにKさんのレンタルスペースの内見は、360度カメラWeb対応。納得したら、契約までもWeb上でできてしまうシステムを導入しています。自然災害などで収納した荷物が水没や炎上、破損した場合も、損害保険（月額550円）が用意されているので心配ないとのこと。

ビルの入り口にもオートロックが施錠されているほか、共用部分もカメラ録画されています。

■どれぐらいの利益が出るか

需要の多さがわかったところで、不動産投資家として気になる一番の部分は利益でしょう。

Kさんに聞けば、このトランクルームは2020年の5月オープン。ニッチなトランクルームビジネスは、フル稼働もスピーディー。開業より順調にトランクルーム利用者が増加中です。

Kさんのトランクルームの収支表はこのようになっていました。3月の売上げは32万2,000円。管理費や広告費のみを差し引いて約20万3,000円が儲けになります。

■どんな立地が適しているの？

高額家賃だけど部屋が狭い、という中心部に事業展開するのが好ましいとKさんはいいます。心斎橋のような都市部エリアはトランクルームのニーズを望むことができるうえ、高額所得者が住んでいるために、低額の月額賃料を支払っても、トランクルームを使う人は多いとのこと。

Kさんは自己所有のビルでしたが、トランクルーム投資をしたいという方は、物件選定として、周辺エリアの世帯数、さらに年収、競合施設の有無などを確認する必要があるほか、その情報を鑑みて、一室をいくつの区画に分割するのか、どの程度の広さにするのかという判断をしましょう。（完）

◆◇不動産投資情報や人気不動産業者の投資テクニック、実用的な知識、裏情報など役立つ様々な情報を発信し続ける不動産投資の大川商事株式会社◆◇

＊≪お問い合わせ・無料相談はコチラ≫

文／響隆太（不動産会社勤務）

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～