今回のコラムも、ガレージハウスというものの定義って一体どんなものなのか、ガレージハウスを建てるとき、建てた後のメリットやデメリット、ガレージハウスを建設する際の注意すべき点などレクチャーしていきますので、車好きバイク好きの方は最後まで楽しみながら読んでください。

【愛犬と暮らすガレージハウス】

■ガレージハウスのデメリット＋後悔しないための検討ポイント

自宅内部に自分の愛車を招き入れるカタチになるガレージハウスというのは、様々なデメリットもはらんでいます。

①自動車やバイクを格納できる分、1階の「居住スペース」が削られる

②人が住むスペースが削られる分、生活できるスペースが2階や3階になり、水道や電気などを引く余計な費用がかかってくる

③愛車をいじるための換気設備や照明、排気設備などが必要になってくる

④家が完成した後に、自分の愛車のサイズを大きくしたり、格納できる台数を増やすということができない

⑤セキュリティを重視するのであれば、別注のシャッターなど外との仕切りを設置しないといけない

といったように、普通の家とはまったく異なった問題が出てくることになります。

このような問題は、設計段階で検討をしておく必要があるんです。特に、車体サイズや格納台数に関することは、自分の年齢の変化や家族構成などに影響を受けます。できることなら、「最大」のことを想定して考えておく方がいいでしょう。

・家族構成のこと

家族が増えれば、SUVやワンボックスの愛車が欲しくなります。ムリなく格納できるスペースを確保して、扉の開閉ができるだけの幅を想定しておかなければいけません。

・どんな愛車を購入し、何台停めるのか

駐車台数をしっかりと想定して、ほかの駐車場を借りなくても済むように配慮しなければいけません

この計画が少しでも狂っていると、ガレージハウスを所有するメリットが一気になくなってしまいます。家族の将来のことも考えておくことが大切です。

≫≫続く

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取材・文／高木裕（不動産ライター）

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