各メディアでも活躍中の樋口宏江シェフの料理は、記憶にも新しい例のサミットでも提供された逸品です。

伊勢志摩のラ・メールといえば、やっぱりアワビ。今回は、ホテルに宿泊し、ディナーとモーニングまで堪能してきました。

【志摩観光ホテル　ラ・メール　クラシック】

今回お食事をご一緒したのは、同業の不動産投資のコンサルでもあるH氏。地元の美味しい海の幸を楽しんでもらいたいということで、ごちそうになりました。

■伊勢海老のクリームスープがGOOD！

とりあえず喉の渇きを潤すために、シャンパンで乾杯。まずは、アミューズとして出てきた真珠貝柱のチリソースのせと黒むつと赤カブのグリル、ジビエ料理である鹿肉のジャーキー。伊勢志摩の特産でもある真珠貝柱は、プリトロで甘く舌の上でとろけます。

続いては、石鯛の上にブイヤーベースのジュレをかけた冷菜。烏賊や鯛も入っているので、魚介の旨味が凝縮されています。甘い玉ねぎが添えられているので、口の中で混然一体になります。

変わっているのは、マヨネーズソースに付けて食べるベジタブルと特産コンニャク。バーニャカウダを食べているような軽さもいい。フルボトルで頼んだシャブリが合います。

スープは、こちらも特産の伊勢海老のクリームスープ。これに関しては、このホテル一押しのスペシャリテです。濃厚な伊勢海老の風味が余すところなく凝縮されています。

■お待ちかねのアワビ！とにかく魚がおいしい

魚料理として提供されたのは、鰆。ポアレにして、ほうれん草の濃厚なソースがかかっています。焼き目も香ばしく、これもすごくそそる一皿。

ここで、メイン前のお口直しとして出されたのが、バラのシャーベット・炭酸ジュレ。バラの香りってこんなに爽やかだったんだと実感！　心遣いがうれしい！

さぁ、出ました！　アワビのエシャレットとほうじ茶のソースかけ。ハナビラ茸とキクラゲ、シイタケのリゾット添え。

柔らかく口の中に入れると溶けるアワビのうまみが恐ろしい！　そりゃ、海外の来賓をお迎えした料理だけあります！

シャブリをいただきながら、これならどれだけでも食べられます！

〆には白桃のコンポート。繊細なバランスの桃とバニラアイスの甘ずっぱ冷たさはたまりませんね。

特筆すべきは、とにかくパンがおいしいんです。エシレバターの風味が際立つ、どの料理の邪魔もしない安定のおいしさ。これがディナー。ごちそうさまでした！

≪オススメ評価≫

オススメ度★★★★★

お値段　　★★★★☆

雰囲気　　★★★★☆

再訪問率　★★★★☆

翌朝、眠い目をこすりながら朝食もラ・メールで……。

自家製農園で収穫された野菜やハーブを堪能。かぼちゃのポタージュ、海の幸も朝からいただけます。朝食も大満足。三重の旅をさらに素晴らしいものにしてくれる料理の数々でした。

『ラ・メール』

住所：三重県志摩市阿児町神明731 志摩観光ホテル ザ ベイスイート 5Ｆ

TEL：06-6571-1525

営業時間：

朝食／7：30～10：00

ディナー／18：00～20：30(予約制）

※季節により営業時間が異なる場合あり。

日曜営業

定休日：なし

ＨＰ： http://www.miyakohotels.ne.jp/baysuites/restaurant/list/lamer/index.html/

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リポート／斉野由紀子（不動産投資会社OL）

プロフィール：とにかく食べることと呑むことに執着する独身女子。365日のほとんどが外食で、ウチ飯はもっぱら実家！天下一品のスープ風呂に入りたい、と願うもまだまだ叶わない。

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