自分自身の頭でちゃんと学んで理解しないと、これからの長い不動産投資業界の変化の中で、生き残ることはできません。

不動産投資がうまくいく人というのは、自らの頭の中でいろいろな事柄を理解して、しっかりとした対応をすることで利益をあげます。

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今回も、前回から続く不動産投資で重要なことをきちんと知ってほしいと思います。

■自分でしっかりと考えること

行動力というのも本当に大切ですが、自らの頭で考えぬくことも同じく最重要課題です。

とにかく行動して経験！　さもないと「わからない！」と事前調査や考えたりもなく、不動産業者や投資セミナー講師が教えてくれるとおりに行動する人も多いですが、こんなことではいつまで進歩というものはありません。

多くの投資家がいろいろと試行錯誤し、明らかになっているような事象に関しては、わざわざ経験する必要というのは必要ありません。

人づての有力情報だと思っても、本当なのかを確かめるという行動をとること、調べ考えるクセをつけるようにしましょう。

ちょっと調べれば、頭をひねればすぐわかることを調べることもなく、「自らの経験になるから……」とやみくもにやってみることは、お金と時間の浪費につながります。

すぐに判断して、手をつけないと優良物件が手に入らないということはあります。ですが、それは頭を使わずに買い付けを行うこととは全然違うのです。

普段よりいろいろな物件と触れ合って、土地勘や物件相場観を養って、そのうえで不動産投資に大切な知識を少しずつ武器にし、すぐさまその物件が優良か、買い付けの必要がないのかを判断できる能力を身につけていることが重要なのです。

不動産投資を進めるうえで、融資付けや物件購入、リノベーション、客付け、物件売却などいろいろなシーンで即断や即決を行うことが求められるわけです。

しかし、これはあくまでも、すぐさま判断できる知識を自らが持ち、即座に購入に値するかどうかを判断する能力を持つ者のみができること。

自らで考える能力がなければ、うまくいくことは皆無でしょう。今の時点で、何も考えることなく、たまたまうまくことが運んでいるのであれば、素早くすべての物件を売却し、利確することをオススメします。

数年前のリーマンショック、今回起こった新型コロナショックなどなど、これからも大変動が起こることは間違いないでしょう。

融資の出し渋りや金利上昇、空室増加など、自らの頭で考えることができないオーナーは、今後淘汰されることは間違いないでしょう。

どんなことでも自分自身の頭で考えるようなクセ付けをしましょう。（完）

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文／叶龍之介（不動産ライター）

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