アパマン以外に、不動産を持っているオーナーさんが気になるネタを調査！

今回取材してみたのは、あなたの街でもよく見かける《トランクルーム》です。マンションやビルの1室をパーテーションなどで区切り、そのスペースを有料の収納庫として貸すビジネスのこと。

都心部をメインに複数あるトランクルームというビジネス形態。トランクルームの収益や仕組みについて調査してみました。

それをはじめるための初期費用とは？ 毎月の売上げとは？

https://www.youtube.com/watch?v=dl5XJAZe-W8&feature=emb_logo

【美原区南余部 敷金礼金0円 広々LDK12.5帖 3LDK室内新築物件そっくりの一軒家賃貸】

■都会にあるビルの1室で開業、まずは初期費用！

取材協力してくれたのは、大阪心斎橋にある40平米ほどあるビルの一室です。実際にトランクルームを不動産投資しているオーナーのKさん（47歳）。彼が運営しているトランクルームは心斎橋商店街近くにあります。

「立地だけはいいんですが、なにせビルなんで……。マンションにしようと思っても改築費用がかかるし、飲食店はコロナの影響で閉店ラッシュだし。そこで、考えたのがトランクルームだったわけです」（Kさん）

以前は倉庫として業者に貸し出していたのですが、自分が所有する一室を有効利用しようということで、トランクルームに改造。パーテーションを設置したり、セキュリティー用のカードキーを導入したりして、18区画のトランクルームにして運営を開始しました。

やはり都会で収納スペースに困った利用者が殺到し、現在5階建てのビルの別の階もそれぞれトランクルームに改築中。ひと区画ずつを一般利用者に収納スペースというカタチで貸し出し、家賃収入を得ているそうです。

このトランクルーム物件を運営すKさん。紹介してもらったのは、4.5帖タイプと2.5帖タイプでした。

「あまり広くしても仕方がないので、個人が利用しやすいサイズ感にしました。ファミリー向けと単身者向けですね」（Kさん）

しかし、その広さは幅広く、0.3帖タイプから2帖前後と様々な広さのスペースを用意。用途に合わせて、利用者が選ぶことが可能です。

料金は、月額5,000円0～4万5,000円ほどで、広さ別で利用する料金が変わるシステムです。新規でオープンしたときには、エリア周辺の料金やニーズを下調べし、どの程度の広さの部屋を何室くらい作るのかを決定しているそうです。

≫≫続く

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文／響隆太（不動産会社勤務）

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