シングルマザーの世帯が世界の中で貧困率が一番高いということをあなたは知っていますか？　国と社会もシングルマザー世帯を冷遇していることをあなたも知って、子供を守るための防御に努めることにしましょう。

大家として、よくシングルマザーの入居者が入ってきます。しかしながら、現実は非常に厳しくひとり親で子供を育てるというのは難しいものです。今回は、誰も知らないシングルマザーの実態を綴っていきましょう。

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■平均年収はなんと200万円足らず…の現実！　子供と自分のことが不安なシングルマザーの貧困

厚生労働省の発表によりますと、平成27年全国母子世帯調査によると、母子世帯125万世帯の平均就労収入は190万円。バイトやパートになると135万円ほどだそうです。

月収にすると16万足らずの収入では、子供の成長とともに、モノ入りになります。家賃や食費、光熱費などを差し引けば、何も残らないという貧困が待っているのです。シングルマザーは常時経済的不安に駆られていることがよくわかりますね。

■①生活費に困窮？

・本業以外に副業を増やして、生活費が足りるようにしている

・結婚しているときとは生活レベルがだいぶ低い。子供の進学や成長を考えると、不安で仕方なくなる

・子育てに関する公的資金の中には、減るものもあれば、増えるものもあるからプラスマイナスゼロ。自分の腕で稼ぐしかない

・元旦那の養育費の未払いでかなり生活費で困る

■②支援や助成金を受けていますか？

・児童手当は15,000円、それプラス母子手当が４万円

・シングルマザー、シングルファザーとしての“ひとり親家庭”には手当が手厚くあります。そのほかには家賃や公的な光熱費、学童費用などの減免や、保育料免除、医療費負担なども助成を受けています

■③申請時の市役所、区役所担当者の対応は？

・女性相談員の方は子育て経験者だった。そのためにいろいろと情報提供をしてくれて、離婚した後のシングルマザー生活をしっかりとサポートしてくれたのがすごくうれしかった！

・役所はもっと情報を提示してほしい。もちろん、当たり前の情報を聞きに行くときにはそれなりの対応をしてはくれるが、知らない情報をなぜ教えてくれないのか、はたはた疑問だ。一度など、学校に申請をすれば返金される補助金制度を教えてもらえずに、あとでシンママの友達から教えてもらった。子供の年齢に合った情報を教えてもらえるとすごく助かる

・役所仕事はシングルマザーの悩みや困ったことにまったく答えてくれてはいない。どの窓口にっても、自分の身の上に起こった出来事をすべて包み隠さずに話さなければいけないし、その心労は計り知れない。しかも、役所や年金事務所、裁判所などをいちいち回らされて非常に追い込まれる

■④世間一般の目はやはり気持ちがいいものではない？

・全く気になりません。イマドキ母子家庭なんて当たり前だし、自分の母親もそうだったし

・日本の文化として、両親と子供が一つ屋根の下で暮らしているというスタイルが定着しているので、やはり他人の目から見れば、どこか欠けているように思われるのが嫌だ

・苗字が変わったあと、はじめは「どんな風に思われるか」とヒヤヒヤしていたが、シングルマザーは世の中に認知される状態になっていたので気にする必要はなかった

いかがですか？

次回はシングルマザーが置かれている状態について、さらに情報をお伝えしたいと思います。

≫≫続く

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文／斎藤功（大家業）

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