離婚したいと思っているのになかなか踏み切れない…。新婚の時にはあんなにラブラブだったのが、一転して、常に相手を憎む結果になっちゃうなんて…。しかし、離婚というのは勢いだけでできないのが現実。子供のこと、金銭面etc…。別居までは決断できるけど、離婚までは…。

今回は、離婚したいけれど離婚に踏み切れないという妻たちの本音をINTERVIEW形式で、その問題の専門家からのアドバイスも添えてお伝えしたいと思います。

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まずは何とか資格取得をして離婚へ踏み切りたいと考えている、ゆうとママさん（30歳）のお話を聞きました。

■ゆうとママさんの告白

「夫の浮気が原因で夫婦関係がぎくしゃくしています。やはり子供と自分のこれからの将来のために離婚には踏み切れませんね。離婚をすればどうなるかというメリットとデメリットを天秤にかければ、やはりデメリットが勝ってしまいます。子供がいれば、ひとり親だと教育資金も食費もかかってきますから…。そこで医療事務の資格を取ろうとしていて、自分の生活力があれば踏み切ろうかなぁと思っています。今は愛情を見失ってしまった夫に助けてもらうことだけを考える…それしかありません」

■離婚アドバイザーからのひと言

彼女にとって生活力というところがポイントになっていますね。では、教育資金の賢い貯め方を学ぶことが大切です。積立保険やNISAなど着実に離婚へと進める手を打つことが大切です。

浮気などが原因の場合、妻としては非常につらい時期が続いていると思います。例えば夫が仕事を一生懸命してはいても家のことを一切してくれないからといって別れたい…という理由がないような理由で離婚を考えるような方とは一線を画しているので、離婚へ向けた一歩一歩を頑張って進んでいただきたいと思います。

次は、生活環境のことを第一に考えて離婚に踏み切れない、ちかさん（29歳）のお話を聞いてみましょう。

■ちかさんの告白

「子供が夫と私が離婚したとすれば、親と触れ合う時間が減るということを危惧して、離婚を見送っています。夫は時折仕事のことで切羽詰まると、私を言葉でののしる癖があるのです。いつもなら優しい夫なのですが、発作が出たかのように、かんしゃくを起こします。さすがに疲れたのですが、私が離婚して働くとなると、子供を保育施設に預けきりということになりますし、父親と会えなくなるとこの子の成長にも心配があります。物心がついたのに、生活環境を一気に変えてしまう権利などは私にはまったくないと考えているので、踏みとどまるしかないのです。子供がもう少し大きくなり、生活が変わることへの順応性を考えれば、そのときに離婚をしたいと思います」

■離婚アドバイザーからのひと言

子供が小さいうちに下手に両親が離婚してしまうと、情緒不安定になったり、大人への不信感を持ったりします。もちろん、様々な理由があるので離婚するべきではないとは言えません。しかし、そのタイミングは見計らった方が賢明といえます。ちかさんのご心労、お察しします。

続いての離婚に踏み切れない理由は、お父さんのことが大好きな子供を引き離すことができない離活ママの例です。

≫≫続く

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文／高木裕子（シングルマザー評論家）

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