最終回の今回も引き続き、宅建などの不動産業界に精通できる読みやすく、読んでいてワクワクするようなエンタテイメント小説の最後の一作品をご紹介しようと思います。

不動産業界の内部事情を知りたいと思うのであれば、絶対読んでおくべき小説です。

【宝塚市高司　ペットと暮らせる一軒家賃貸 敷金礼金0円 LDK広々10帖 2LDK】

■『不動産小説　巴銀之助の奮闘』

著者：藤山勇司　出版社：テクスト

全国の書店、Amazon、楽天などで販売中

東京都三鷹市にあるかなり小さな不動産業者の隠居した会長である巴銀之助。

不動産業この道50年の中で、この業界の裏も表も知り尽くしている主人公・巴が、自分の周辺で起きいく事件を持ち前の不動産知識と度量で解決をしていくという、かなり痛快な物語が3話収録されているという短編集。

■著者は不動産投資の成功者！

著者の藤山氏は《サラリーマン大家》シリーズをはじめ累計では33万部を超えるベストセラー作家、さらには年間の家賃収入で4200万円を超える現役の不動産投資家。

この書籍は、笑いあり、涙あり、知性ありの三拍子が揃う物語になっているので、読みがいがあります。

この書籍は、決して不動産投資家向けというわけではなく、一般的な小説として読破できるのでおススメです。不動産というものは、人間を不幸にもし、幸せにもするということを感じさせる、必読書です。

■家のことをもっと知ろう

家というものはどんな人間にとっても生きるうえで、必須なもの。しかし、やはり様々な出来事が起きます。ですが、それを解決する方法というものもあるわけです。

この書籍を読破することで不動産というものへの興味が断然深まることは間違いありません。

普段不動産を意識していない、無関心な読者でもとても楽しめる不動産のことに対する初心者にぜひともおススメしたい本になります。

今回は、宅建に携わる本を3冊まるごと紹介いたしました。

宅建資格を取得しようとしている人や、不動産取引や不動産投資について簡単に知りたい人にうってつけの本です。ぜひ、どうぞ！

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取材・文／丸野裕行（編集長）

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