今回も、入居者に読んでもらえる案内書を効果的に読んでもらえるチラシ投函法をレクチャーしていきたいと思います。

高額所得者が住むような高級賃貸物件では、チラシにポケットティッシュをつける方法は「貧乏くさいなぁ～」と思われる恐れもあるので、そこはTPOに合わせて対応したいものです。

しかし、生活必需品や日用品に関しては迷惑になることはないので、あまり過敏になる必要はありません。もらった方としては、貧乏くさいなと思ったとしても迷惑にはならないからです。

【#堺市堺区　＃JR阪和線上野芝駅　敷金礼金0円　＃LDK15帖　の室内新築物件そっくりな一軒家賃貸　RH東上野芝　駐車スペース有】

管理会社に勤める私も、この方法を長い間使っていますが、サイズやコスト面に関しても、やはりポケットティッシュがちょうどいいと思っています。

■ゴミ出しのマナーに関する改善チラシには？

入居者が大きく入れ替わってしまう3月、4月、秋などのシーズンは、親御さんのところを離れて、一人暮らしをはじめる学生さんや就職する若者が多いものです。

ですが、初めての一人暮らしなので、《ゴミ出しに関するルール》というものがよくわかっていないことも多いわけです。ですから、ゴミだしする集積場所が少し荒れ気味になることも多く、ルールに関するチラシを撒く機会が増えます。

そのような場合に、入居者宛てにマナー向上 チラシを投函するひと工夫としてやってみると効果的なのが、ゴミ袋です。そう、こういった場合のオマケは、ティッシュではなく、ゴミ袋をチョイスすることをオススメしています。

私が住む京都などは、ゴミ出しのルールが非常に厳しくて、生ごみ用の黄色い有料ゴミ袋で出さなければ、業者が回収してくれないのです。

入居者自身のゴミ捨てマナーに関する意識を改革してもらい、責任を持って、有料ゴミ袋でゴミ出ししてもらうことを促進させるために、私は有料ゴミ袋にチラシを付けて投函しています。

とはいえ、有料ゴミ袋というのは高価なので、10ℓ10枚入りをとりあえず購入。有料ゴミ袋を、1枚ずつバラバラにして、チラシで巻きつけてしまう方法です。

この場合、ゴミ袋をチラシからちょっとはみ出すように目立たせる感じなのがポイントです。

アパートやマンションなどの集合住宅というのは、ファミリー向け、単身者向け、学生向け、高齢者向けなど様々な属性の入居者が住んでいますが、このような《ゴミ出しマナー向上チラシと有料ゴミ袋》を抱き合わせで投函することで、物件オーナー側は、「厳しい管理体制を敷いています」という考えと姿勢をアピールできるわけです。

このような行動は、絶対に入居者の心に響くはずです。少しずつ入居者のモラルを向上させる結果に繋がりますので、物件オーナーであるあなたもぜひ参考にしてください。（完）

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取材・文／玉山淳（不動産業者）

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