あなたは自分が所有している物件の状況をどれほど把握していますか？

今回も、《このような物件は管理が行き届いていないので埋まりません》という管理物件について、解説していきたいと思います。

【賃貸物件の見極め方　物件のここを見よ！―その道のプロに聞け！―】

■管理がまったくできていない、数々の置き去り物件

では、最近私が実際に目にした管理状況がかなり残念な物件を紹介していきたいともいます。

①エントランスや廊下に枯葉などのゴミが多く落ちている

②錆びついた集合ポスト

③敷地内に大量ゴミが積みあがっている

④原状回復がまだなされていない

⑤タグなどの落書きがある（エリアの治安の悪さを際立たせる）

「ああ、ウチの物件は当てはまる！」

「こんな心当たり、あるな」

というオーナーさんは注意です！

さらに内見した時に、かなり目立つ入り口などにゴミや盗まれたバイク、テレビなどの粗大ゴミが積みあがっている場合があります。

こんな状況では、内見案内をしたとしても、埋まることなんてないでしょう。

ブロークンウィンドウの法則ではないですが、ゴミがゴミを呼び、落書きが落書きを呼ぶという悪循環を断たなければいけません。

いち早くゴミや落書きの処理をする必要性があります。

■ゴミ集積所の悲惨さ

ダストボックスやゴミ集積所の奥側に回収されることのない違反ゴミが積み上がり、溢れ返ってしまっている場合があります。

こんなことでは、善良な入居者がルールを守り、ゴミを出したとしてもフタ自体が閉まることがなく、カラスの群れが集まります。

損にはなりますが、違反ゴミも早く業者に依頼して回収し、物件のイメージを守りましょう。

≫≫続く

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取材・文／岡田渉（不動産業者）

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