今回の第3回目も、不動産業界に残っている隠語についてレクチャーしていきたいと思っています。

あなたは、いくつの不動産に関する隠語を知っていますか？

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■さらに続く隠語の世界

9．飛び込み営業で物件を取ってくること（ぶつ出し)

10．見込み客に申し込みをさせようとする物件がいい物件に見えるように、先に劣悪な条件の物件を見せる方法（きめぶつ、けしぶつ、あてぶつ）

11．すでに募集が終了している条件のよい物件や架空の物件をインターネット上に出して客を引く悪徳不動産屋の物件（おとり物件）

12．頭金のローンを組むとき、頭金の支払いをしたように金額水増しして書類書くこと、頭金なしでローンを組むこと（かきあげ）

13．借金のカタに家賃の差し押さえを行うこと（チンサシ）

14．担当者に対するボーナス（たんぼ）

15．細長いうなぎが好んで寝むるような土地（うなぎのねどこ）

16．架空契約や架空解約、取り消し目的で行う契約など虚偽契約のこと。不動産業以外でも保険業、新聞拡張業などでも同じ用語がある（てんぷら）

17．金融機関からお金を借りるときに巻く金銭消費賃借契約書のこと（きんしょう）

■少し馴染みの言葉もある

18．家賃参考見学で、お金にならない冷やかしの客（さんけん)

19．長年Webなどに出ている売れない物件のこと。誰でも知っているほど有名物件だが、問題があるはずと勝手に想像されている物件（有名物件）

20．店舗設備や厨房器具を付けたまま売ったり、貸したりする行為（居抜き）

21．貸主や売主から直接依頼された物件ではなくて、別の不動産屋が介在する紹介物件のこと(さきもの)

22．電柱に貼られた不動産チラシ。もちろん違法（電ビラ、ステカン）

23．物件を早決したいときに出稿する特別広告費（AD、advertisement）

24．老朽化した建物を壊して、効率のよい新しい建物を建て直すこと（スクラップアンドビルド）

25．スケルトン[建物の構造駆体の意味]で、インフィル[住宅の間取りや内装]の総称（スケルトンインフィル）

≫≫続く

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文／叶龍之介（不動産ライター）

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