今回も、《中古物件×リノベ》の検討しているという人が陥りがちな、中古住宅の注意ポイントについて解説していきたいと思います！　後悔しない、失敗しない、という大切なポイントが詰まった中古物件選びと購入マネープラン、ぜひ読んで勉強してみてください！

今回も、当サイト主宰の大川商事代表・大川貴仁さんにお話をお伺いいたしました。

・実際にその物件の管理状態を確認できる

新築マンションなどと違い、中古物件のメリットに挙げられるのは、現在ある物件を自分の目で実際に確認してから、購入することができること。

https://www.youtube.com/watch?v=dl5XJAZe-W8&feature=emb_logo

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新築物件（マンションや戸建て住宅）というのは、建物完成前に契約を交わすことが多く、モデルルームやモデルハウスにない間取りのプランを選択した際、実際の部屋の広さやサイズ感をイメージすることが難しいのです。

見取り図とにらめっこして、イメージを膨らませるほか手段がありません。さらに、あなたが居住する部屋の陽当たりや眺望というのは、入居直前の内覧会までは体験することができません。

ですから一方で、中古マンションというのは、購入する前に実際にある部屋を内見することが可能です。リビングの広さや陽当たり、天井の高さ、部屋からの眺望、周囲の騒音などいろいろなことが確認できるということは、最大のメリットになるでしょう。

さらにマンションの場合、他の住人と共有する共用部分をしっかりと確認できるのも素晴らしいメリットになります。共用部分がどのような状態なのかをチェックすることで、マンションがどのように管理されているか、その状態や物件の住み心地を実感しやすくなります。共用部分の確認ポイントは、このあとに解説していきますね。

・中古物件購入のデメリットとは？

ズバリ、《築古物件ほどリノベ費用が嵩む》ということです。

一番気になるのは、やはり費用面。築40年以上経過した物件というのは、リノベする際に内装の壁紙張り替えや水回り設備の交換、入れ替えという大規模工事に至ることがほとんどなんです。あなたが予想している以上の費用がかかってくる可能性があるということも視野に入れておくことをオススメします。

・資金状況（修繕積立金など）が見えずらい

また「マンション物件の管理されている状態をちゃんと把握できない」というのもデメリットであるといいます。

「失敗してしまう事柄として、築年数の浅さだけをみて判断し、購入してしまうケース。築10年以内の物件であれば、管理状況などで起こる支障というのはさほど影響がないのですが、築20年の物件などでは悪化した管理状態であれば、あとで『修繕積立金がまったく足りておらずに改修工事が不可能』『修繕積立金が想像以上に値上りしてしまった』など、あとで後悔してしまう可能性もあります」（大川代表談）

購入しようとしている物件を見学したのみで、このような管理状況を把握することは非常に難しいのですが、そのことをうまく回避する方法はこのあとにご紹介したいと思います。

≫≫続く

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文／斎藤功（大家業）

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