大家としての収益物件運用は、常にいい勉強ばかりになります。

不動産投資・運用には、トラブルというものがつきもので、自分の物件運営を一緒に行ってくれる不動産会社と共に様々な諸問題に立ち向かわなければいけません。

今回も、よくある賃貸物件を入居者向けに運用したときに起こりがちなトラブルをレクチャーしていきたいと思います。

【#高石市綾園　広々LDK14帖主寝室11帖のテラスハウス室内新築物件そっくりの賃貸物件】

■度々起こる設備の故障

あなたの賃貸物件には、電気給湯器やガス給湯器、換気扇、備え付けのエアコン、入居者が開錠できるオートロック、収容人数が少ないエレベーターなど、備え付けてある設備が多々あります。

これらの設備が故障してしまうと想定外の出費や経費がかさむだけでなく、故障した時間が長ければ長いほど、入居者自身の不満足につながってしまい、さらに長引いてしまった場合には、部屋を退去されてしまうリスクもあるわけです。

それ以上に「こんなところには住めないから、保証金と礼金を全額返して」や「引っ越し費用もみてもらわないと……」というクレームにもつながりかねないわけです。

このような事態に陥らないように、そもそもしっかりとした点検をして、故障すら起こさない予防としてのこまめな修理や交換などが経済的になってきます。

毎月以上の設備の点検・交換などを、修繕履歴と見合わせて行うことで、定期的なメンテナンスに繋がります。

■自然災害や事故

銀行などの金融機関から融資を受けて、不動産物件というのは購入することが可能です。

大地を揺るがす地震や床上浸水すらしてしまうような津波、川の氾濫、台風などの天災は仕方がないにしても、その物件で起こってしまった殺人や自死などのダメージも含んでしまいます。

被害が多大な場合には、建物自体が入居者に対するイメージを悪くしてしまうこともあります。

いつ起こりうるかもしれない災害や事故をカバーしてくれる保険に加入、入居審査を厳しくするなどしてちょっとでもリスクを減らす工夫をしましょう。

■まとめ

賃貸物件というのは、このような感じで、様々なトラブルが起こりえます。

あなたが大家になったときに焦らないように、対処の方法を事前に知っておくことが大切です。

一番大切なことは、入居者が悠々自適に暮らせる環境をつくることが、あなたが所有する満室経営につながるということです。まずは、人の幸せを願うことから……その一歩からはじめる考え方でいきましょう。（完）

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取材・文／熊谷康江（ライター）

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