第3回目の今回も、自身で鍵を失くしたときの対処法、注意のポイントなどを専門家に聞きながら解説していきます。

あなたは自宅の鍵を失くしてしまったときどうしますか？

・鍵交換は違う頑丈なものに変更できる？

鍵の交換は、元々そのマンションやアパートに設置されている既設のシリンダー本体に合致したものしか交換できません。選択肢というのはほぼムリなので、現在流行している最新式の鍵に変更することはできないと考えてください。

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しかし、同じ鍵のメーカーが出しているシリーズのものであれば、グレードを上げることはできます。同じメーカー製品であれば、開けることが容易なピンシリンダーからディンプルキーに変更というのが可能になる場合もあるんですね。

■鍵屋・サービス会社と鍵メーカーはどう違う？

いわゆる《鍵屋》《開錠サービス会社》というのは、多種多様なメーカーが製造販売している鍵の開錠やシリンダー交換を行うサービスを提供する業者になります。

一方の《鍵メーカー》というのは、鍵製造や購入後のアフターサービスを行っている会社のことです。開錠や鍵交換を頼むのは、一体どちらにお願いすればいいのでしょうか？

理想的といえるのは、あなたが居住しているマンションに導入されている鍵メーカーが提携や認定をするサービス代行業者に連絡を入れて、開錠してもらうことが一番です。。

ですから、普段あなたが使用している鍵が一体どのメーカーが製造していて、どんなアフターフォローをしているのかを知っておくということが必要です。

そのマンションの鍵のメーカーを事前に理解できていれば、それぞれのメーカーのWebサイトから住んでいる近くのサービス代行業者を検索することができます。

それぞれの鍵のメーカーは、事前に建物別にどのような型番の自社製品が使われているか、導入されているかをちゃんとデータ管理する場合も多く、あなたの自宅の情報を認定されているサービス代行業者と共有しておけば、「鍵を失くした」という問い合わせを受けたときに、マンション名と住所、部屋の号数などを伝えるだけでスムーズな対応ができます。

あまり考えたことのないことですが、そうしておくことで《安全》と《安心》は確保されるわけです。

≫≫続く

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文／斎藤功（大家業）

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